差別化される英語
◆ ビジネスパーソンとして「英語を学ぶ」ということ
「英会話が出来る」「英語が上達する」という誰もが願う英語学習が、更に細分化されていくだろうということについて書きました。
40歳を超えて、突如、英語をマスターすることを余儀なくされた私の初学者時代は、今ほどのオンライン英会話スクールもなく、また、フィリピン人講師含め、外国人講師の質も、現在ほど高くはなかったです。
もっと言えば、私の若い頃なんていうのは、バブル絶頂期で、今とは違う外国人が街にあふれていた時代でもあり、英会話スクールの体験レッスンに行くと、
外国人というだけで、英語が話せるというだけで、「ちょっと旅行のついでに日本で英語教えてお金稼いでみるか!」ぐらいの講師も実際大勢いました。
信じられないことに、体験レッスン後、よく外国人講師からプライベートでお誘いを受けたことが実際何回もありました。実は。若かったので(笑)。
英語が全く話せなかったので、そんなお誘いには、乗りたくても乗れなかった私ですが。
体験レッスンということで、その頃は、気合いをいれて自己紹介英語なるものを準備して、必死で覚えていきました。といっても本当に稚拙な英語でしたが。
大した自己紹介もできないので、すぐに終わってしまうので、必ず、「何か質問はありませんか?」ということを聞かれても、当然「No!」としか答えられないのですが。
が、ある時、英語のできる人に教えてもらって、「あなたの大学での専攻は何だったんですか?」ということを、別に興味もないけど、というより説明されても私は、高卒だしわからないくせに、英語で質問してみるということを無謀にもやってみたこともありました。
今から思うと、英会話のレッスン料も非常に高額で、全額前払いでチケット購入というのも多くて、英会話スクールにお金を何百万円も投資した方はたくさんいると思います。
私は、そもそもレッスンそのものがつまらない内容だったし(初心者なので、子供の絵本とか童話とか)、特に英語が必要でもなかったので、体験レッスンだけで、パス!となっていましたが。
時代が変わって、40歳を超え、再度英語の体験レッスンに挑んだ時に、オンラインでの安いスクールが結構あって驚いたものです(若いころには、インターネットなんてものもなかったので)。
で、そのころには、今のような知識や経験もなかったので、とにかく「安い」ところをまずは、探しました。
が、安いスクールのほとんどがフィリピン英語アクセントの講師で占められていました。
そんな中でも、アメリカ系のコールセンターでの勤務経験がある講師は、研修でアクセント、発音の矯正もあるようで、アメリカ英語発音だったので、その特定の講師だけを指名し、カランメソッドや、その後の英語の言い換えトレーニングをやりました。
しかしながら、今その講師にレッスンをお願いしたら、「なんか、ちょっと違うな!」と感じると思います。というより、今なら、フィリピン系オンラインスクールは選びません。
ただの英語のスピーキング、発話、言い換えレッスンなら、時代はもっと進み、今はいいアプリや、オンラインビデオトレーニングがあるからです。
トレーニングするだけなら、いつでも自由に使える質のいいトレーニングアプリ、動画で十分だと思います。
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◆ 英語は講師から学ぶべきか?
自由な時間に手軽にできる英語レッスンアプリが多数あるなか、それでも外国人講師がいる英会話スクールを選ぶメリットというのは、英語を学びながら、その背景にある、ネイティブの感覚や、文化、習慣などを一緒に学ぶことができるからこそだと思います。
乱立状態のフィリピンオンラインスクールで、各々のスクールで、色々な教材を用意し、それを売りにしていたりしますが、教える側、講師がビジネス経験がなく、本当に手順、テンプレートに従ったレッスンの提供だけですし、
また、そこにフィリピンの人の文化というのか習慣やマインドが入っているので、欧米人との実際のビジネスの現場でとるコミュニケーション英語とは、ちょっと違うんですよね。
何て説明すればいいのか。
日本人でいうところの、
1.悲しい場面や、怒っているのに、訳もなく、意味もない笑いを浮かべる。
2.YESか、NOかはっきりモノを言わない。
という欧米人には、理解できない日本人の習慣みたいなものの、フィリピン版という感じです。
大卒のみの採用などを謳うスクールもありますが、そもそも、フィリピンの大学自体のレベルが、グローバルで評価されているのかという視点が抜けています。
◆ グローバルビジネスで活躍する人たちとは?
グローバルでビジネスを展開している企業のマネジメント達は、一言でいうと、「超エリート達」です。
そんなエリートのマネジメントとやりあうためには、まずは「標準英語発音」は必須です。
また、グローバルで通用するマインドや、ビジネス習慣などの知識も必要となります。欧米の文化の知識があるのとないのでは、全くコミュニケーションの深さが変わってきます。
欧米では、「標準発音」を会得するのは、もはや「文化」のひとつであり、欧米人から英語を学ぶことにより、発音含めた、ビジネス習慣、文化も学べるんだということを最近、特に思います。
言語や言葉っていうのは、その背景にある文化や、習慣、マインドが一番反映される為、ビジネスの中心である欧米の人達が話す英語の使い方を知っておく必要があります。
ただ単に「話せればいい」というものではなく、しっかりとコミュニケーションをとれるようになるということが大事で、特に高収入を目指すビジネスパーソンにおいて、特にここは非常に大事なところです。
私のようにまずは、標準英語発音を学んだうえで、標準英語発音で話すフィリピン講師を厳選し、とにかく英語を口から出す。基礎を固める。というだけのトレーニングのコーチとして、単価の安いフィリピン系オンラインスクールを利用するのは、いいのかとも思います。
が、外国のビジネスパーソン、未来の同僚、上司、取引先の人達との「会話に慣れるため」という目的があるのなら、当初より、欧米人の講師を選んでおくのが絶対にいいと思います。
発音なども学んだことがないという人は特に。
グローバルビジネスで通用する本当の会話力という視点で考えると、欧米人から英語を学ぶメリットというものは、絶大です(欧米人とのビジネス経験があるという他国の人含め)。
フィリピン系オンライン英会話スクールの教材によるテンプレート質疑では、絶対に会得できない、欧米人の感覚、思考が、欧米人の講師とのちょっとしたやりとりから学び、体感することができます。
一挙両得ってことですね。
周りに欧米人がいない日本人にとって、その機会を得て、その知識を得る事は、非常に大切なことです。その「知識」に投資するという感覚です。
ビジネスにおいての中心は欧米です。そしてそれが、いわゆるグローバルスタンダードとなっているのが、現状のビジネス社会です。
今後、英会話のみが堪能な日本人というのは、たくさんでてくると思います。小学校からの英語教科化もあり、幼児英語教育も進み、日本にいながら英語を取得してしまう日本人がでてくることかと思います。
そんな中、欧米の文化や、習慣まで体感しながら英語を取得した人と、ただ単に「英会話」のみを取得した人では、ビジネスコミュニケーション能力に大きな差が生まれてくると思います。
ただ単に安いからとフィリピン系オンラインスクールを選択するのではなく、その先にある
① グローバルで通用する
② ビジネスで通用する
「真のグローバルスタンダード英語の取得」という、よりいっそう細分化されたゴールに向けての英語の勉強方法に戦略的に取り組み、
「英語ペラペラの人達との差別化」に成功したものが、ビジネスパーソンの勝ち組になっていくだろうと予測して本日は終わります。