和製英語(JINGLISH)の功罪
和製英語(JINGLISH)の功罪
◆ 間違って「キャリアアップ」って使ってませんか?
日本には、色々なカタカナ英語、いわゆる「和製英語」が氾濫していますが、誰もが知ってて、普通に使っている「キャリアアップ」。
これはもう完全なる「キャリアアップ」という日本語ですので、注意してください。
転職サイトや、果ては、厚生労働省の助成金にも「キャリアアップ助成金」と、正々堂々と使用されていますが、英語に「キャリアアップ」という単語はありません。
要は、自分のビジネスでのスキルや経験を積み上げて、さらに高い年収や、ポジションを目指す時に使われる和製英語で、「アップ」ってついているので、何となく「上昇」するとか、「高く」なるようなイメージで日本人は使っていますが、この「キャリアアップ」については、ネイティブには完全に反対の意味にとられます。
◆ 日本人がよく使う「ギブアップ」
「キャリアアップ」は、ネイティブからするとこの「ギブアップ」のイメージに近い英語のように聞こえるようで、「キャリア」を「ギブアップ」したように取られてしまうようです。
実は、この「ギブアップ」も日本人は、結構何でもかんでも、「ギブアップ」という単語で、何かをやめるときに気軽に使いますが、例えば、満腹になってもうお腹いっぱいで食べれないっていう状況の時も「ギブアップ」と使いますし、本当にお手上げのようなシビアな状況にも使いますが、
英語の本来の意味は、「すごく努力して、頑張っていたことをやめざる得ない」という状況のときにしか使わないという英語なので、日本人がもっているイメージでギブアップと使うとネイティブには、???になります。このギブアップも一種の和製英語、カタカナ英語になりますね。
◆ ネイティブが勘違いする「キャリアアップ」
「キャリアアップ」を英語だと思ってネイティブに英語っぽい発音で言っても、そもそも「キャリアアップ」という英単語はありません。
なので、ネイティブは、英語のイメージで、「キャリア」と「ギブアップ」ということを言いたいのだろうと推測して、「すごく頑張って仕事をやってきて、キャリアを積み上げてきたけど、ギブアップした。」という意味なんだろうと推測して、日本人が伝えたかった「キャリアアップ」ではなく、全く反対の意味の「キャリアをギブアップした」というニュアンスで受け取ってしまうようです。
キャリアアップは、ギブアップというくらいで覚えておくほうがいいと思いますよ!
◆ 和製英語、カタカナ英語
和製英語、カタカナ英語、これらを英語だと思って使ってしまうことってよくありますが、使い方を間違えるとこわいですね!
和製英語、カタカナ英語は、「純日本語」だというくらいの認識で、辞書で正しい英語を調べて使う習慣をつけておかないとミスコミュニケーションが生じます。
カタカナ英語のすべての元は英語で、発音だけが日本語ぽくなっていると思って使っていたら、大間違いとなり、海外の人にとんでもない勘違いをされてしまいかねないですからね。
日本語のカタカナ英語の「キャリア」と「アップ」を組み合わせた完全な日本語、「キャリアアップ」のようなコンビネーション和製英語、カタカナ英語も存在するので、本当に気をつけておく必要がありますね。
そんな和製英語のことを書いているブログがあります。
◆JINGLISH 和製英語
千葉県成田にあるビジネス英会話スクールのブログですが、キャリアアップのような日本人が勘違いして使っている英語を、「JINGLISH」和製英語と呼び、このJINGLISH、和製英語について実際にあった生徒さんとのやり取りをもとにしたニュースレターをウィークリーで発行しています。
英語のみで書かれていて読みごたえもあり、絶対に自分も言ってしまっていたとか、勘違いしてたとかという会話がいっぱいでてきます。
実際の生徒さんとの会話が元になっているので、「人の振り見て、我が振り直せ。」というように自分の思い込み和製英語を見直すきっかけにもなります。
有料にはなりますが、このスクール発行のニュースレターも申し込んでみてください。
とても参考になりますよ。生徒さんとのやり取り交え英語だけで書かれているので、英会話自体の勉強にもなりますし、JINGLISH、和製英語の見直しにもなるという、一粒で二度おいしいニュースレターで、超おすすめです。
↓↓こちらをクリックしてください↓↓
http://www.businessenglishjapan.com/bej-weekly-newsletter
このブログ経由でニュースレターお申し込みの方には、お得な特典(割引)が付きます。ニュースレター申し込み時に、「Allyのブログを読んで」と一言付け加えてくださいね。
また、「キャリアアップ」ってじゃ英語でなんて言うのだろうと本日のブログを読んで気になった方は、ぜひ、この英会話スクールのブログに訪問して確認してみてください。
http://blog.goo.ne.jp/bej-blog/e/8995891a27e1e5283ca16f3d755b36ec