ビジネス英語の独学上達で夢の年収1千万円達成

40代で英語の勉強を始めた高卒50代の現役外資系企業社員が年収1千万円を達成した独学ビジネス英語でマスターした発音、リスニング、英語脳、スピーキング勉強法を解説

終戦記念日と英語

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本日は過去のブログですが、この時期に皆様と再度、シェアしたいので、読んでみてください。

英語を学ぶモチベーションにして頂けたら。

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インドの方との出会い

毎年、終戦記念日に思い出すことがあります。

英語の勉強を始めた頃、アメリカドラマにハマっていた私は、とにかく早く英語が話せるようになって、こんな堅苦しい日本を飛び出して、アメリカに住んで、自由を満喫して暮らしたいという漠然とした、でも強い憧れがありました。
英語が上達するのなら、何だってやる!という大変気合の入っていた頃で、Skypeというソフトをダウンロードすれば、海外との通話がPC上で無料で出来るということを、英語の体験レッスンで聞いて、すぐさま、ダンロードを試みました。
その際に言語の設定は、英語にしておくと良いということも聞いてとにかくそれに従ってやってみました。
実際Skypeで通話する海外の知り合いなどがいる訳でもなかったのですが、なぜかダウンロード後すぐに、メッセージが入ってきました。
英語もよくわからない頃だったのですが、辞書を引きつつ解読したのが、「どうしてカシミール語が話せるのですか?」という非常に礼儀正しい丁寧な英語のメッセージでした。
英語自体よく理解出来ていなかった頃なのですが、とても丁寧な文章だなという感じを受ける英語でした。
でも、カシミール語って?て何を言ってるんだろうと、頭の中は????で、どうしたものかと無視しようと思った時に、写真が送られてきました。
そこには、とてもきちんとした立派なそれでいてイケメンのインド人の男性が映っていました。
それでちょっと興味が沸き、生まれて初めてのチャットなるものを始めてみました。
彼は、最初のメールの印象どおりとても礼儀正しい、優秀なインドの方でした。
お父さまが、インドの首相の非常に近いところで働く政府高官を代々継ぐ家柄で、立派な学歴を持つ優秀なイギリス英語を話す男性でした。
彼は何度も来日したことがある大の親日家で、日本人でインドの地方の言語であるカシミール語でSkype登録をした私に非常に興味を覚えたそうです。
英語で言語登録したつもりが、なぜかカシミール語になっていたという単純ミスでしたが、その日から私の本当にツタない英語に彼は毎晩付き合ってくれて色々なことを話してくれました。
知り合って2週間後には、日本に来てくれて、とても素晴らしい時間を一緒に過ごすことも出来ました。

上流階級のインドの人たち

インドの上流階級の育ちの良さを何度も垣間見ることができ、この彼との出会いにより、私の英語への取り組みが激変しました。

上流階級の知識人である彼は、自国の貧困問題や、階級制度廃止後も依然として続く貧富の差についてとても問題意識を持った人でした。
世界のどこかで現在も戦争が起きていて、その戦争のほとんどにアメリカが関わっているということで、強い反米感情を持つ人でもありました。
インドの上流階級の子息は、自国の大学で学び、なおかつアメリカのメディカルスクールに留学してドクターになるというのが定番の流れの時代でしたが、アメリカの大学には絶対に行きたくないということでインドの私立の小学校の責任者として働いていました。
そんな彼が初めて来日した時の話を聞いて私はすごく考えさせられた瞬間がありました。


衝撃的な話

彼は、戦争でアメリカに原爆を落とされた日本人は、きっと皆、自分と同じで、アメリカが大嫌いなんだと思っていたそうです。

しかし、来日してみると「日本人は皆、アメリカが大好きだった。
これにはすごく驚いた」と。
これには、すごく衝撃を受けました。
それまでの私は、戦争や、原爆投下について深く考えたことは一度もありませんでした。
明確な主義にて簡単に括れる問題ではないと思いますが、全く考えたことがないというのは、「ひとりの人間として失格」だなとその時に思いました。
「バカバカ、私ってなんてバカだったんだろう」と。
彼がよく言っていたことに「日本は本当に平等でいい国だ。
自分たちの国には、道端で生活している人が沢山いて、その中には、小さな子供もいる」と。
もし、私が英語を学ぼうとしなかったら、こんな話を聞く機会もなく人生を過ごしていたのだと思います。
英語も「米語」だけが英語と信じ、アメリカドラマで見る世界が、私のあこがれる外国だったと思います。

インドの上流階級の生活

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彼の家は、イギリス流の生活様式で、一日に3,4回のティータイムというものがありました。

家の中でもきちんと正装し、ハイヒールを履いているお母さまが持ってくる高そうなウエッジウッドのティーカップに入った紅茶を飲みながら、家族で色々な話をします。
彼は、父親のことを「ダディ」と呼んでいました。
家には、子供のころから乗馬用の馬が数頭いて、クリケットの試合観戦が大好きでした。
インドの人なので、もちろんITが得意でした。
上流階級層の子息は、大学でITのマスターともう一つ何か取るらしいです。
そして、アメリカのメディカルスクールに留学してドクターになるようです。
私がよく見るアメリカの医療ドラマに必ず、インド人のドクターが出てくるのは、こんな背景があったようです。
インドの映画もよく私に見せてくれました。
役者さんたちの英語はとても上手で、ダンスも上手くて、一時、インド映画にハマってしまいました。
一度、子供が主役の映画を見せてくれたのですが、その子供は生まれながら、文字が左右逆に見えてしまう病気で、でもこのような子供は非常に優秀であったりするということで、ビルゲイツもそうなんだよ。
ということを教えてくれました。
彼の友人たちも皆、お金持ちで優秀な人ばかりでした。
当然、皆英語が堪能で、世界中で活躍していました。
東北大震災の直後、5分もたたないうちに、インドにいる彼からメールが入りました。
「日本で大地震が起きたようだけど、大丈夫?」と。
どうしてそんなに早く大震災を知ったのかというと、彼のCNNに勤めている友人から連絡が来たということで、すぐに私に安否確認のメールをくれたのです。

英語を学ぶということ

英語を学ぼうとしたことで、絶対に知り合うこともなかったであろう外国の人達と知り合い、色々な考えを聞くことができ、日本の良さを再認識出来たり、自分の中で凝り固まっていた偏った考えを見直す機会をもらえたり。

英語を学ぶということは、ただ単に他の国の言語が使えるようになるということではなく、世界の人と繋がり、自分の可能性がどんどん広がり、成長に繋がっていくものだと。
毎年、終戦記念日のこの日には、必ず、このインドの彼の「日本人は、皆アメリカ人が嫌いだと思っていた」という深い意味のこもった言葉を思い出します。
そして、英語を学ぶことの大切さについて改めて見つめなおし、英語を学び続ける力に変えています。

 

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