ライザップ英語が推す超英語脳について
◆ライザップ英語が推す超英語脳について
ライザップイングリッシュが「超英語脳」獲得のプログラムを組み、それなりの成果を出しているようで、少し、この「英語脳」について考えてみました。
実は、私は英語が話せるようになって働く業界を2度変えました。そのうちのひとつは高校生に戻って基礎からやり直さないと理解できない。という非常に一般には馴染みのない分野でした。
でも、私は果敢にもチャレンジしました!自分にとって非常に興味が持てる分野だったので、新たに勉強を始めることも全く苦ではありませんでした。が、とにかく、難しくて、何度も何度もその分野のエキスパートに「すみません。前にも聞いたかと思いますが、もう一度教えてください。」と聞きに行きました。
その方は非常に丁寧に、いつも絵などを描きながら、わかりやすく説明してくれました。今から考えると本当に超基本的なことだったのですが、何度聞いても頭が混乱して上手く理解できないという状況でした。
その分野に関する資料や文献をたくさん、何とか、何とか、何度も、何度も読みながら、3歩進んでは、2歩下がるというような理解の度合いでした。
とにかく、資料だけでは理解できないので、いろいろなその分野のエキスパートにお話を聞きました。そして、自分の理解の範囲で、その方々にいろいろな質問事項や、疑問点を毎日のように投げかけていました。この書くという行為で、知識の整理をしていたのだと思います。
今から思うと、その分野の日本でも第一人者と言われる方なのに、よく私のこの毎日の長文のメールに付き合ってくれたなと、本当に感謝、感謝です。
そんな3年が過ぎたころ、あれほど難しく感じていたすべてのことが、何と、府に落ちた。と感じた瞬間がありました。
腑に落ちる。とはこんな時に使う言葉だったんだと妙に感心してしまった瞬間でもありました。
そして、その後この分野の日本語で得た知識の英語への変換が始まりました。
英語の文献も理解しながら読み進めることができるようになったのです。
実は、この日本語で新たな分野の知識をため込んでいる3年間、英語を全く受け付けなくなる。ということを体験しました。
日本語で学んでいることに脳がフォーカスしていて、大人になってから得た英語脳からの介入が全くできないような状況になっていました。
その時に、帰国子女との差というのは、ここだな。と思ったことがあります。
帰国子女の方は、たぶん、日本語も英語も同じ個所の脳を使っていて、あえて「英語脳」なんていう場所はないんだろうな。と。
私は、大人になってから、自力で「英語脳」と言われるものを作り上げたので、日本語が関与するところと全く別のところに出来ていて、日本語脳がフル稼働しているいま、英語脳まで働かせるキャパが全くない状況になっているんだろうと、そんな不思議な体験をしました。
3年たって、腑に落ちた後、「英語脳」もまた稼働するようになり、英語が受け入れられる状況になりましたが、何とも不思議な体験をしました。
大人になってから英語を取得するには、まず、日本語での知識が先で、その理解できていることを英語で学ぶのが一番効率がいいと思います。
どうも大人になってから、英語の関与がある、新たな2つのことを同時に処理する能力はないようです。
簡単な理解できるフレーズを高速で処理させる「英語脳」をまず育て、私の場合、それが、カランメソッドによる英語学習とその後の自己教材による英語の言い換え高速トレーニング、そして、次に自分の専門分野の重い知識を英文で多量に読んで、ゆっくり、じっくり脳に理解させていくというのが、大人の英語学習、ビジネス英語上達のコツだと、自らの体験から皆様にお勧めできます。
ライザップイングリッシュは、レッスンはカスタマイズしてくれるようですし、かなりお勧めです。
「英語脳」はぜひ、早い段階で獲得して、次の専門分野での英語を身に着けてください。