正しい英語発音はあるのか?
◆正しい英語発音はあるのか?
この半年ほど、主にヨーロッパの国々の方の英語を聞く機会が多く、様々なお国アクセントの英語に触れ、英語の発音というものについて考えるようになりました。
英語発音=アメリカ英語発音と信じ、ずっとアメリカ英語を話してきましたが、アメリカ英語もひとつの方言、発音なんだなとしみじみ思いました。
イギリスの方に「あなたはアメリカで暮らしていたの?すごいアメリカ発音だね。」と言われます。
イギリスの方には、私が話すアメリカ発音の英語には、違和感があるようです。
アメリカ英語もひとつの英語の方言なんだなと感じる時がよくあります。
◆英語はリズム!
英語を勉強し始めたころから、ずっと海外ドラマを見続けてきたお陰で、身体に英語のリズムが染みついて、英文を読んだり、覚えたりするのがとても早くなりました。
リズムで覚えてしまうので、きっと覚えるのが早いのだろうと思います。
下記程度で、初めて見る文章でも2,3回口からリズムよく出せば、覚えられます。
もちろん、overseasの前のtheを「ザ」と読もうものなら、口から出た直後にものすごく違和感があり、すぐ、「ジ」と言い直すというのも自然にできます。
Our objective this year is to gain at least a foothold for our products on the overseas market
.今年の目標は、海外市場で我社の製品の為に、少しでも(せめて)足がかりをつかむことです。
(この英文のパターンは非常によく使います。色々使いまわしもできるので、ぜひ、覚えてください。)
歌を歌詞を見ずに歌えるのは、リズムがあるからだと思いますが、英語もリズムです!
個々の英語として正しい発音は、もちろん基礎のところで重要ですが、全体のリズムも非常に大切です。
いつまでも個々の単語の発音に拘らず、文章でリズムで英語を覚えるようにしてください!
◆日本語頭 vs. 英語頭
日本語はのっぺりとした抑揚のない、口先だけ使う言語なので、英語を発音するときは、下記に注意して、英語らしい音になるよう心がけています。
口の中のどこで音を作るのか?
どこに息を、音を逃がすのか?口の中の大きさや、もともとの声の質などにより個人差があるかと思いますが
上記に注意すれば、英語らしい音と発音になっていきます。
海外の人の口の中って、顔は小さいのに大きいんですよね。
奥行きがあるというのか。
頭蓋骨の形が違うからこうなるのかと思ったことがあります。
日本人は横幅が広く、絶壁が多いけれど、口腔内はさほど大きさがなく、外国の人は、横幅が狭いけれど、奥行きがあり、後頭部が出ているので、口腔内が斜め上に広がっていて奥行きがあるイメージがあります。
縦笛のようなイメージです。
縦笛が、指で息がでる穴を押さえながら色々な高さの音をつくるのと同じで、外人さんも、英語の音を作る位置で高低差を出して、トータルで英語のリズムを作っているのかなという感じです。
なので、英語は高低差のあるリズム感あふれた音を持つ言語となっているのだなと思ったことがあります。
口の中のどこで音を作るのかを意識すると英語の発音は上手くなりますよ。
一度、自分で、一つの音を口の中の色々な場所で作ってみてください。
違いがわかります。