外資系企業のリスク -リストラとTOEICの関係-
皆様、こんにちは。とてもお久しぶりのAllyです。
◆外資系企業の買収、合併
この半年ほど、外資系企業によくある突然の「買収、合併」が発表され、
その対応で大変でした。
外資系企業では、割とよく見られるこの「買収、合併」ですが、
どちらがいわゆる「親」かにより、その後の社内のシステム等々が
一気に変わってしまいます。
どちらの企業のシステムが良かったかではなく、
買った方のシステムに合わせてもらう。というのが前提となります。
全く異業種、異分野を買ったのなら、影響はないのですが、
同業種、同分野の会社を売上拡大のために買い取り、合併したとなると
同じ職種、能力、部門の人間が一気に単純に2倍となりますが、
ヘッドカウントも2倍になるかというとそこはそーでもなく、
1年くらいかけて、リストラを実施していきます。
◆外資系企業のリストラ
誰をリストラするのかは、色々な事を加味して決めていくのですが、
(詳細はここでは書けないのですが)
合併で1000人レベルの大所帯となった部署などは、
1年で、半分の500人に絞れと要求される為、
まずは、半分の250人くらいは、
大儀名分として「英語の能力が足りないから」ということで
降り落せるようにするという方法がとられます。
◆突然の強制TOEIC◆
XX月のTOEICで、750点以上とかという社内基準が
突然出来たりします。
以前のブログでも書いたかと思いますが、
日本の外資系企業では、ほとんど英語が必要ない部署があったり、
英語力が堪能でない人も多々おり、
TOEICの点数など評価の対象とならない企業もある訳ですが、
今回のような合併などが起きた場合、
リストラのために、TOEICが使われます。
◆リストラされる人とは?
大量リストラの場合、まず
英語が堪能でなかった人達が、そのTOEICの点数を盾に、
振り落とされてしまいます。
分かりやすいですからね。
外資系企業といえども、ここは日本であるため、
リストラには、細心の注意を払い、
不当解雇での訴訟とならないよう、
準備万端に進めなければなりません。
契約書にて、他言しない、訴訟しないなどの内容を盛り込み、
もちろん保証も十分に盛り込み、
サインさせ、きれいに辞めてもらうよう進めます。
英語が出来ず、次の転職先も見つからなそうな人達は、
本当に見ていて気の毒です。
外資系企業で、割と高収入を得ており、ある程度以上の年齢だと
同年収くらいで、中途で採用してくれる日本企業はほとんどなく、
外資系企業へ再就職を目指す訳ですが、
英語力がネックとなり、上手くいかない。
まず、履歴書に記載するTOEICの点数も非常に低いので、
面接にさえこぎつけることが出来ない。
アシスタントレベルの女の子達で残ることが出来たのは、
仕事が良くできる人というよりも、
TOEICの点数が高い、英語が出来る人達でした。
◆熟年サラリーマン、OLのTOEIC状況
通勤電車の中で、カバンからおもむろに、
TOEICの重い問題集を取り出し、
わずかな時間に必死に取り組む
年配のサラリーマンや、60歳近い女性を見る機会があります。
皆、本当に、必死の形相でやっています。
が、ものの15分くらいで、「フーッ。。。」とツラそうな表情で、
止めてしまいます。
TOEICの点数で評価されるような状況に追い込まれているのでしょうが、
中々、思うように頭に入らない、聞き取れない。というような様相です。
◆たかがTOEIC、されどTOEIC
私は、英語が出来るようになっていく中で、
TOEICごとき(今となっては、本当に「ごとき」という感じです)の問題くらい、
特段勉強しなくても、苦も無く解けるようになっていましたが、
今回色々な意味で、TOEICの偉大さを垣間見たような怒涛の7か月でした。
TOEICの問題も、ちゃんと見てみると、
なかなか使えそうな英語が満載で、きちんとやれば、
必ず、ビジネスの現場で、役にたつだろうなという英文が一杯です。
テクニックに走らず、まじめにTOEICに取り組みましょう!
きっと、あなたのこれからの人生に役に立つときが訪れます。
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