出身地別の英語発音のクセから脱却!英語脳に目覚めるきっかけ
出身地別の英語発音のクセからの英語脳に目覚める
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海外ドラマを1万時間観た後に起きた凄いこと!
◆ 思い込みカタカナ英語発音が、ネイティブ英語になった瞬間
私はすでに海外ドラマを1万時間以上観ているのですが、英語発音をまず学んだことにより、海外ドラマを観だしてすぐに、英単語、フレーズなどの英語を、まず「音」として聞き取ることができました。
思い込みカタカナ英語ではなく、ネイティブが発音する本当の英語の「音」と、その発音の仕方をScott(スコット・ペリー)先生が教えてくれたお陰で、「英語の音」を耳がとらえるのは、海外ドラマを観だした初期の頃からできていました。
が、悲しいことにそれは「日本語訳の伴わない」ただの「音」で、その聞き取れた単語、フレーズの意味がわからない。という期間が結構長く続きました。
でも、このレッスンがなければ、私は英語をずっと聞き取ることができなかったと断言できるほどの発音レッスンとなりました。
「イ」という母音が、「エー」という長音に変わってしまうという特徴のある大阪弁の私は、まず、アルファベットの最初の文字、それも英語ではとてもよく出てくる「A」の発音すらできておらず、カタカナ英語でした。
下記の日本人の誰もが知っている英単語が、大阪弁に引っ張られ、英語発音ではなく、日本語カタカナ英語というより「大阪弁カタカナ英語」になっていました。
「SAY(セイ)」 ⇒ 「セェーエ」
「PLAY(プレイ)」 ⇒ 「プレェーエ」
「SAME(セイム)」 ⇒ 「セェーエム」
レッスン中、よくScott先生(スコット・ペリー)先生に、これら大阪弁カタカナ英語を「それは、日本語!」と注意され、矯正されてました。
「い」の音がない英語発音って致命的でした。
そんな、「い」無しカタカナ英語を「それ、日本語!」と咄嗟に指摘できる英語の先生なんて、世界中探してもいないと思います。日本人発音教師ですら、そんな指摘はできないと思います。
私は大阪人なので、「い」が「えー」になりますが、「ひ」が「し」になる東京人の英語発音ってどうなんでしょう?
英語になればきちんと発音できてるんでしょうか?
「SHE(シー)」が「HE(ヒー)」とかになっていないんでしょうか?
日本語では、本当に東京生まれ東京育ちの年配の方が、「あさししんん(朝日新聞)」って発音してますからね。
「ざじずぜぞ」が言えない和歌山の人って、英語の「THAT(ざっと)」が「ダット」みたいなカタカナ英語発音になってませんか?
日本語ですら「映画」を「えいが」という読み方だと知っているのに、「えーが」と言っている大阪人が、英語でも同じような発音ルールになってしまっていることを、自覚できている人って、一体どれだけいるでしょうか?
発音矯正は、英語が話せるようになった人たちだけでなく、日本人で英語をこれから学ぼうとする、私のような英語力ゼロの人たちにも、とても有効なレッスンです!
この矯正が入らないと、海外ドラマで発音される知らない英語発音を正確に聞き取ることもできなかったと断言します。
とにかく私は、Scott(スコット・ペリー)先生のお陰で、思い込みカタカナ英語の発音を初期に矯正することができ、なおかつ、ネイティブの正しい英語発音による英語の「音」を学ぶことができました。
◆ 正しい英語発音と音を知った後に起きたこと
「音」として聞き取れているけれど、なにぶん英語力がなかった私は、日本語の意味がわからず、でも英単語やフレーズの「音」は、聞き取れているというだけで、その「英語の音」が、頭の中、脳の中に、どんどん知らぬ間に、蓄積されていたようです。
そして、ある時からまず、聞き取った単語のスペルが、ほぼ想像できるようになりました。これは、Scott(スコット・ペリー)先生から、アルファベットから英語発音を学んでいたからだと思います。
海外ドラマを観続けていて、初めて聞く、気になる単語が出てきたときは、即、スペルを書き出して辞書で調べてみるということができるようになりました。大体は、正しいスペルを書くことができていました。
ご存知「セックス・アンド・ザ・シティ」で、主人公キャリーがベッドで、ビッグに迫ったときに、ビッグが
「I'm exhausted」
と言って断るシーンがあって、この「exhausted(イグゾウステッド)」という初めてきく単語が、たぶん「疲れてる」という意味だろと、その場面から想像はできたのですが、初めて聞く単語で、妙に気になり、辞書で確認しました。
こんな難しいスペルも書くことができて、すごい疲れてるときには、「Tire」よりもこっちを使ったほうがいいということを初めて知りました。
もちろん、その後忘れることもなく、結構使い倒してます。何かと便利な単語なので(笑)。
こんな感じで、気になる単語のスペルを入力して単語の意味を確認するということを、たまに、ほんのたまにやりながら、ひたすら海外ドラマを観続けていました。
そんなこんなで、単語の意味を気にしながら海外ドラマを観ていたら、耳で聞き取った英語の音が全く知らない英語でも、瞬時に、どの日本語字幕に相当するのか解るようになりました。
英単語単位が英語フレーズと、だんだん長くなり、意識せずして、セリフのすぐ後に、リピートなどもできるようになりました。
◆ 英語脳が目覚めたきっかけ
脳に無意識のうちに英単語やフレーズが大量にインプットされていたことを知ったのは、医療英語の体験授業に出席した時でした。
その当時の私にとって「医療英語」というのは、当然、かなりハードルが高いものでした。
でも一般英会話を学ぶつもりなど、さらさらなかったので、分野として一番近そうな「医療英語」とはどんなのかということを知るために体験授業にでてみました。
参加者は、やはりTOEICの高得点取得者や、別分野の通訳、翻訳の仕事をしている人たちばかりで、かなり場違いなとこに来てしまった。とちょっと後悔しながら授業をうけました。
が、何と単語テストで、私は全問正解をしてしまいました。
どんな単語だったかというと、「はしか」「ウンチ」「精子」「嘔吐」などなど、医療用語の単語で、日本語の意味を書きなさい。という問題が10問近くあったのですが、なぜか全部知っていました。
答え合わせでは、数々の英語上級者を差し置いて、すべて私一人しか答えることができないという状況でした。
たぶん学校側も日本語では皆知っていて簡単だけど、医療英語になるとわからないでしょう。ということで厳選した単語だったようですが、全問正解してしまいました。
私の英語力はすごい低いとその時まで信じ切っていたのですが、その時に、「私ってもしかしたら、英語力ついたのかも?」と初めて思った瞬間でした。
医療ものの海外ドラマを片っ端から観ていたおかげで、その単語を見た瞬間に、
あのドラマのあのシーンでガビーが「気分が悪い。はきそう!」って言って嘔吐してたとき言ってた英語!とそのシーンと一緒に英単語がよみがえり、この単語の意味は「嘔吐」と瞬時に解る。
他の単語も、これは、「大便」じゃなくて「ウンチ」。赤ちゃんがウンチした時に、お母さんが使ってた英語なので、あえて「ウンチ」という幼児語にしたのですが、回答欄にもやっぱり「大便」ではなく「ウンチ」と書いてありました。
「あっ、これは、はしか!」
「Pandemic」がテーマになってる昔の映画とか、ドラマとかで使われてるな。はしかの「Patient zero」の親を裁く医療裁判もののドラマで使ってたよな。と、芋づるしきで、関連英語がそのシーンとともに、頭のなかを駆けめぐりました。
「Pandemic」 「Patient zero」っていう英単語も英語のまま頭に浮かんできました。感染病などが世界中で流行る兆し、状況のことを「Pandemic」といい、その第一号患者を「Patient zero」というのですが、海外ドラマでは、よくこの手のストーリが出てきます。
「先生、このはしかとchicken poxって、症状はどう違うんでしたっけ?」と、何と、「みずぼうそう」という英単語まで、頭に浮かんできて、病気の症状の質問なんかも、ついでにできてしまうという、自分でもびっくりの「英語脳」状態になっていました。
◆ 40歳からでも脳は成長する
日常生活でも仕事でも、こんな英語を使うことなどなかったし、覚えようとしたこともなかったので、こんな英単語を、私の脳が勝手に覚えて、「英語脳」を着々と作っていたということを、この時に初めて知りました。
「なんて、利口な私の脳!40歳過ぎても、言語を幼児のように覚えてる!」と、かなり感動しました。
この時で、たぶん、海外ドラマを3,000時間ぐらい観終わっていたころかな?と思いますが。
こんな感じで勝手に脳が覚えてしまっていた英単語、フレーズがたくさんあったみたいで、昨年、お付き合いで英字新聞をとったところ、不思議とスラスラと読めてしまう自分に気づきました。
日本の新聞を読んでいる感覚で英字新聞が読めてしまうのです。
もちろん興味があって普段から日本の新聞でも読んでいる事項だけですが。
子供の頃に親に、「テレビばっかり観てたらアホなるで!」とよく怒られましたが、海外ドラマを、英語で聴きながら、日本語の字幕を見る。という、
「耳と目の両方から日英という別々の文字情報と映像を見せる」のは、脳にとっては、非常にいいトレーニングだったようで、「英語脳」というものが形成されていったようです。
家で、ダラ~っとテレビをつけっ放しで聞き流してるだけだったら、自分の興味のある海外ドラマシリーズを日本語字幕つきでいいので、観たおしてみてください。
ヒトの脳ってすごいですよ。「英語脳」は大人になってからでも獲得できます。
まずは、発音の勉強、トレーニングをしてからですが。