ビジネス英語の独学上達で夢の年収1千万円達成

40代で英語の勉強を始めた高卒50代の現役外資系企業社員が年収1千万円を達成した独学ビジネス英語でマスターした発音、リスニング、英語脳、スピーキング勉強法を解説

外資系企業社員の評価される英語力とは?

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外資系企業社員の評価される英語力とは?

◆ 外資系企業海外本社とのネゴシエーション

海外本社から、トップマネジメントの一人が来日しました。目的は、来期の予算確定のためのミーティングです。

日本の会計年度とは違い12月が期末となるので、今が来期の予算取りの追い込み時期になります。

年末までの今期売上予測を考慮しつつ、来期の予算がグローバルで振り分けられるというような感じなのですが、ジャパンとしては、なるべく多く予算を獲得したい、海外本社としては、コストは押さえたいという駆け引きのなか、シビアな英語でのネゴシエーションが毎日のように繰り広げられます。

明らかにそのコストを削減したら、日本の会社として立ち回らなくなるよ。というような予算カット要求も本社から突きつけられたり、いつもながらこの時期はみんなピリピリとしながら、タフな英語プレゼンテーション資料の準備をします。

ある部門の日本の責任者が、高額な予算獲得のための英語プレゼンテーションを行いました。日本人にありがちな、ひたすら準備したスクリプトをうつむきながら棒読み。

結果、却下。

他の国、本社でもこれで大丈夫なんだから、日本もこれでOKだろ!と聞く耳もたず。

日本って他国と比べて、流通の形態や、法令がヨーロッパ(EU)とは違うので、本社のシステムをそのままカスタマイズなしに採用しても使えないのですが、結局、押し切られて初日が終了となりました。

その夜、本社マネジメントと有志でディナーに行きました。

そこで何とその予算を認められなかった部署のアシスタントの女性が、日本と海外のシステムのギャップを具体例上げながら、必要な予算についてのプレゼンテーションを英語で始めました。

結果どうなったかというと、翌日、何とあっさり本社マネジメントに承認されました。

アシスタントの女性は留学経験などありませんが、英語発音を学んだということで、ネイティブ発音ではないのですが、とてもクリアな標準英語発音で英語を話します。

その標準発音英語で解りやすく、必死にマネジメントにスクリプトなしで、プレゼンテーションさながらの説明を英語で行いました。

非常にシンプルで、ロジカルな英語のプレゼンテーションでした。

予算がつかなかったら、一番大変なのは実務を担当しているそのアシスタントの彼女なので、ディナーの席ということであったけれど、「とにかく話してみました。」とけなげな彼女の行動に、

「その気持ち、解る!解る!」と多いに賛同した私でした。

同時に、高額な予算がどうしてあっさり承認されたのかという興味もムクムクと湧き上がってきて、今後の自分の為にも、本社マネジメントに、承認した理由を直接尋ねようと、虎視眈々と、その機会をうかがっていました。

そのチャンスは案外あっさりと訪れ、当該部門の男性責任者がいないことを確認して、本社マネジメントになぜ、一旦は却下した高額予算を承認したのか聞いてみました。

答えは、

「彼女の発音は非常にクリアだったので、じゃ、まずは話を聞いてみようという気になった。そして、彼女の説明もまた、非常に理論的で、日本の現状がは・じ・め・て理解できたし、必要だと判断したので、承認したんだ。」と。

彼女の英語発音がカタカナ英語発音(←何度もいいますが、これ日本語ですから!)だったら、マネジメントもディナーの席なので、さり気なく話題を変えていたと思います。

また、「彼女の話す英語の発音を聞いただけで、学ぶべきことをきちんと学んできた人だというのもわかるし、その彼女が説明してくれた日本の現状も信用もできると思ったんだよ。」とトップマネジメントがこっそり教えてくれました。

はじめて日本の現状を理解した」って。。。これまで責任者の男性が英語で説明していたのは、全然理解されてなかったのね。

このパターンって実は、外資系企業ではよく見られます。

担当者が変わり、初めて日本のシステムや現状がクリアカットにわかったよ。と海外本社から言われ、「え~っ、前任者はどんな説明してたの?」と、海外本社とのミスコミュニケーションが問題になるということが。

その海外本社マネジメントは、イギリス出身で、とても上品なアクセント、これぞまさしく貴族の発音!みたいな英語を話す方で、飛行機の操縦もできるということで、自家用ジェットでどこそこに行ったという話を聞かせてくれたりするので、本当に元貴族なのでは?と思いますが。

こういう上流階級の方ほど、失礼にあたる言動は控えられるので、日本の責任者の理解できないカタカナ英語をひたすら我慢しながら聞いていたのだと思います。

この年配の日本男性責任者は、カタカナ英語の見本のような発音で英語を話す人で、おまけにご自分で実務もやらないので、話の内容自体もあやしいですし、そのカタカナ英語発音のせいで、私ですら、話している内容がよく理解できないのです。

でも、部署が違うから、業務内容も理解してないし、だから彼の英語も聞き取れないんだと、思い込むようにしてました(笑)。

みんな私と同じような状況で、彼の話は、サラッと流されていたのだというのがわかりました。

本社マネジメントも、どうせヨーロッパの他の国と変わらないだろうというような思い込みで、彼の話を真剣には聞いてなかった(正確には、聞き取りができていなかった)ようです。

クリアな発音で話すアシスタントの英語プレゼンテーションがきっかけとなり、本社マネジメントも自分なりに調べ、確認もし、納得できたので、最終的に予算を承認してくれたのです。

彼女のクリアな英語発音でのネゴシエーションが予算獲得の突破口となったのです。

聞き手に負担を強いる英語発音は、ビジネスマナー違反です。

ビジネスにおいて、いかに英語発音が重要かというわかりやすい事例ですね。

ということで本日の、使えるビジネス英会話】をご紹介します。覚えておくと便利な表現です。

In a word : つまり、一言でいうと、要約すると

I don't know why we ever employed him, in a word he's useless.

なんで、彼が採用されたのか、よく理解できない。一言でいうと、彼って使えない!

The graph tells the story; in a word, we've got problems.

そのグラフが物語っています。つまり、わが社は問題を抱えているということです。

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